美容室の嘘と本当


「認定サロン」「ヘアケアマイスター」…それ、本当ですか?

最近よく目にする「認定サロン」「資格取得スタイリスト在籍」などの肩書き。

でも、ちょっと気になったことはありませんか?

「本当に認定されてるのかな?」

「なんだか話と違う気がする…」

はい、その感覚、かなり鋭いです。

実際に調べてみると、残念ながら“言ってるだけ”の美容室、少なくないんです。


認定サロンなのに、公式に名前が載ってない…?


例えば、ある有名な髪質改善ブランドの“認定サロン”を名乗っているのに、

公式サイトの「認定サロン一覧」に店名が見当たらないケース。

サロン側が勝手にそう名乗っているだけで、

実際には正式な契約や講習を受けていなかったり、

中途半端に一度商品を仕入れただけで「うちは正規店です」と言っていたり。

もちろん、お客様がいちいち調べるわけじゃない。

でも、肩書きだけで信じてしまうのって、ちょっと怖いことなんです。


「ヘアケアマイスター資格保持」…のはずが、名簿に名前がない?


さらに最近は「ヘアケアマイスター」という資格を掲げている美容師さんも多いです。

これは確かに専門性が問われるしっかりとした資格です。

でも、公式の合格者名簿にその名前が載っていなかったり、

取得年やランクを曖昧にしていたり、

なぜかサロン内にディプロマ(修了証)を一切掲示していなかったりする。

これ、ちょっと不自然じゃないですか?


資格や肩書きが「嘘」だと、何が問題か。


正直に言うと、資格や認定がすべてではありません。

それよりも、お客様の髪とちゃんと向き合っているか、

日々学び続けているかの方が、よっぽど大事だと思っています。

でも、それでも「嘘」はいけない。

信じて任せてくださるお客様の気持ちを裏切ることになるし、

何より“結果”に響いてくる。

たとえば、適当に行われた髪質改善は、

時間が経つほど髪の中がスカスカになってしまったり、

取り返しのつかないダメージになることもある。

美容室選びをする側が、“ちゃんと見極める目”を持たないといけない時代なんです。


本質って、結局「どこまで髪と向き合ってるか」。


私自身も、肩書きや認定を受けているものもあります。

でも、それを前面に出して売り込むことはしていません。

なぜなら、最終的に信じてもらえるのは“髪そのものの変化”だから。

トリートメントの艶ではなく、手ぐしを通したときの感覚。

施術後3週間経ったときのまとまり方。

次にご来店いただいたときの「今回すごく良かった!」の一言。

そういうリアルな積み重ねが、本当の「認定」だと、私は思っています。

まとめ:

見えないからこそ、誠実でありたい。
美容室って、技術も空間も“見えない部分”が多いからこそ、
誠実であることが大前提。
大げさな言葉や、都合のいい肩書きより、
地道に、一人ひとりの髪と向き合う美容師が、もっと評価される時代になってほしいなと思っています。
あなたの髪、大事にしてくれる美容室、ちゃんと選んでくださいね。

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【東京都豊島区大塚エリア】 「効いてますよ」は、もう信じない。 髪質改善やトリートメントの効果が続かないのは、 美容室の提案と“あなたの髪”がズレているから。 そのズレの正体を、本音で解説します。